コラム No.006 「屋根について」
「屋根こそが日本建築の最大の魅力の一つ」
あまり屋根について考えたことがある人は少ないとおもいます。屋根こそが日本建築の最大の魅力の一つなのです。外国では、あまり多種類の屋根がありません。何故かというと日本ならではの訳があります。
この国は、独特の四季があるからです。一つの地域で考えられることがとても多いのです。まず大雨・大風・強い日差し・大雪などそれ以外でも地震や災害が季節ごとに起こります。それに対応するために様々な種類の屋根の形があります。
代表的な屋根の形状
- 切妻【きりつま】
- 寄棟【よせむね】
- 方形【ほうぎょう】
- 片流れ【かたながれ】
- 入母屋【いりもや】
- 陸屋根【ろくやね】
代表的な屋根の材料
- 瓦
- トタン
- ガルバリウム
- 萱
- スエート
これらを組み合わせ、独特な環境におおじた屋根を作りますこれほど多彩な屋根は他では見られません。職人の技実力も類を見ません。これらのことから、屋根は日本建築を代表する自慢の一つなのです。
散歩がてら近所の屋根を観察してみてはいかがでしょう。新しい発見があるかもしれません。